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名前 |
周防長門国境(旧国道435号) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
肥中街道の周防国と長門国の国境です。現在の県道309号線の山口市と美祢市の境目です。美東町の標識の下に国境石があります。肥中街道とは、大内盛見の時代(14世紀後半〜15世紀前半)に整備された街道です。山口市道場門前の安部橋を起点とし、湯田、吉敷、吉敷大峠(吉敷畑)、大嶺(美祢市大嶺)、西市(下関市豊田町西市)を経て日本海に面する肥中浦へ至る16里(約60Km)の街道です。肥中浦は下関市豊北町にある天然の良港で、特牛港(こっとい)と角島大橋の間にあります。対馬からは150Kmの距離だそうです。大内氏時代には、朝鮮半島との往来や交易の湊として重要視され、大内氏の船倉がおかれ繁栄に大きく貢献しました。幕末には、坂本龍馬の海援隊の協力を得て英国商人グラバーから購入した銃を、大村益次郎や伊藤博文の立会いのもと秘密裏に陸上げしたそうです。支払いの千両箱の重みで廻船問屋の床が抜けたとの話がのこっています。