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名前 |
市神の石 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
"『雪の出羽路』「穐田六郡萱橋御高附町村附市処附」文政元年戌寅八月吉日に「市場朔日、四、六、一一、一四、一六、二一、二四、二六の九斎市成」とある。また同書に、「六日町の肆中に市神とて石をすゑて祭る。此の石はもとみゑまりばかりの大きなる石なりしかば、荒雄等掌にすゑて手玉にとりし石ながら、今はいといと大きゅうなりて、まろバす事あたハず、此石天より隕(ふり)たるよしをいひつたふ。古き歌に、市姫の 神の斎垣(いかき)の いかなれば あきなひものに 千代やつとむらむ」とある。また、『横手盆地における市場の研究』には次のように書かれている。「市場の起源と町の発生及び其発展とは密接な関係があったらしい。例えば浅舞町においては次のごときことが伝えられている。ある時一天俄かにかき曇り雷鳴轟きわたり、一大音響と共に巨石が天より落下して来た。それは珍しいと、近在はもちろん遠方よりも見物人が続々と集まった。そこでその巨石の周囲に見物人相手の露店ができた。これが浅舞の市場の起源である。そして元和年間には附近に宿屋も見られるに至った。市場には能登屋、大和屋等もあった。これらは本店を関西に有したものである。これを以て見れば遠国の人もこの市場に往来せしことがわかる」、『雪の出羽路』には、「元和三丁巴年(一六一七)に六日町が建ち始まりたり」とある。"平鹿町史より抜粋。