田の畔に立つ立派な廟。
是信房墓所の特徴
田の畔を登ると立派な廟が現れる素晴らしいロケーションです。
思いのほか重厚感のある廟に心が洗われますよ。
自然に囲まれた静かな環境で訪れる価値があります。
観てきました。入口の説明板には以下が記載されていました。ここから階段を50mほど登ると荒れた墓があります。是信房墓所 是信房は浄土真宗の開祖親鸞聖人の高弟24人中の一人とされている。師命によって東北地方に下り各地に寺院を開いて宗門の不況に努めた。当地の石森山本誓寺(後に盛岡へ移転)もそのひとつである。是信房は俗名を吉田大納言藤原信明とする説と三位源頼政の曾孫宗房とする二説がある。前説では文永三年(1266)10月14日、後説では正嘉二年(1258)10月19日。ともに86歳を一期としてこの地に没したと伝えている。平成元年12月15日指定 紫波町教育委員会。
田の畔を登って行くと思いのほか立派な廟を拝める。
名前 |
是信房墓所 |
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ジャンル |
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電話番号 |
019-672-5243 |
住所 |
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HP |
https://www.town.shiwa.iwate.jp/soshiki/5_1/2_4_bunkazai_town/4023.html |
評価 |
3.8 |
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親鸞聖人の関東時代における高弟のうちの一人、是信房の紫波町彦部にあるお墓を訪問いたしました。JR東北本線「日詰駅」からタクシーで正養寺まで行き、そこから歩いて15分ぐらいで現地には到着します。現地まで歩きながら周りを見渡すと、田園風景が一面に広がっており、柔らかな春の日差しが降り注ぐ中、小川の水は澄み渡り、せせらぐ音は心地よく周囲に響き渡っています。現地に到着すると、草木が芽吹きはじめ、樹木に覆われた小高い山(お墓山)がありました。史跡説明板があり、その横にある急な石段を上がっていくと思ったよりも綺麗にされた状態の墓所へと到着。(お墓には参拝者が来られるようで、供えられたお花もありました)周りは樹木に覆われていますが日差しがよく差し込み、春の訪れを感じるウグイスの鳴き声がしきりと聞こえる。「ホーホケキョ・・」墓所の前で事前に勉強してきた是信御房の生涯について頭の中で思い起こし、大変だったんだろうなあとそのご苦労を偲んでみる。数百年の時を超え、そのことを伝えても当然反応も返答もあるわけではありません。しかし、霊験あらたかな場所で自分を見つめ直すいい機会ともなりました。帰ろうと思い、ふと目を上げてみるとウグイスがすぐそこまで来ている、ウグイスと目が合う、「ホーホケキョ」と2回ほど鳴いた。不思議とその時の自分には「法、聞けよ」と聞こえました。その時はっとして墓石に目を移しても特に何も変化はありません。しかしながら、このことだったんだなあと気づきが得られたような感じがしました。10分ぐらいの滞在時間でしたが、色々な気づきが得られたような感じがし、ここまで来て良かったと思えた日でもありました。