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名前 |
乙女塚 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
水俣市などの行政が慰霊式を始める前から、水俣病被害者の方々が独自に5月1日(公式確認の日)、乙女塚で慰霊祭を行ってきた(2024年で44回目)。メチル水銀を長期にわたり排水して甚大な環境汚染を引き起こした原因企業のチッソはもちろん、行政の水俣病に対する対応は後手後手になり、人的被害が拡大した。水俣病をテーマにした一人芝居で知られる舞台俳優の故砂田明氏(1928~93)が乙女塚を建立した。現在は奥様が管理。特措法の制定(2009年)で多くの方が救済されたが、今なお未認定の被害者が裁判で争っている。高齢化が進んでおり、一刻も早い全面解決が望まれる。「水俣病はまだ終わっていない」と、胎児性患者の坂本しのぶさん(67)は訴えている。(2024年5月)