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名前 |
長桝遺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
看板が無いとただの広い畑にしか見えませんね。看板すら見落とすと、ここが本当に遺跡跡かも分からない人も居ると思います。私も、最初はただの畑かと思っていました。ですが、ここは立派な遺跡が採掘された場所です。複合遺跡の数々の発見で、しかも、県内初の旧石器も発掘されました。この遺跡は、昭和38年に長沢考古学会の人達に依って発見されました。畑の表面に現れた石鏃やナイフ型石器、掻器(そうき)細石刀(さいせきじん)が数多く採取されたそうです。その後、(AT認定)と呼ばれる地質学者の判定を受けて、昭和56年から本格的な調査が開始されました。複合遺跡とは、縄文時代と旧石器時代の事で昭和59年の発掘時には、縄文早期(7〜8千年前)の中跡や押型文土器が発見され、続いて後期旧石器時代の炉の跡や細石刀など貴重な発見もされました。地層は2万年前の姶良(あいら)火山灰層など。その下の粘土層を経て、阿蘇第4火山灰層(4〜5万年前)と続いています。発掘総数は2千点にも及びます。1番多いのが水晶の石器。2番目が赤土頁岩(あかどけつがん)・赤間石。3番目が黒曜石で4番目が、ガラス質安山岩となっています。当時は、水晶は東岐波の日ノ山周辺に多かったらしいです。