煩悩を祓う1015段の道。
宝珠山 阿所川院 立石寺(山寺)の特徴
貞観2年に開かれた歴史ある天台宗の寺院です。
日本遺産である山寺の美しい自然を堪能できます。
1015段の階段を登ることで心身を清める体験が得られます。
1015の階段を登り煩悩を祓いつつ山寺へ、入山料300円が必要。登り切った先に見える景色はとても良かった。途中カエルを捕食しているシマヘビとヤマカガシに遭遇、自然豊かな場所なので生物や植物ウォッチングも楽しいかもしれない。
日本遺産「山寺」です。【歴史】今から330年も前に芭蕉が訪れ、「奥の細道」でこの句を詠んだとされている山形県の宝珠山立石寺(りっしゃくじ)。歴史とストーリのあるお寺です。【見どころ】見ておきたいところは、俳句が詠まれたといわれている「せみ塚」と、「山寺」といえばここ、というべきフォトスポットでもある五大堂。【気を付けておきたいこと】真夏の山寺は、飲み物持参がおすすめです。飲み物を購入できる場所は、入り口付近の自動販売機と、山寺拝観口付近と山頂の売店兼休憩所3カ所です。トイレは売店付近にあるので覚えておくといいと思います。山頂では食事をするという場所はなく、あくまでも一時的な休憩所。【拝観料と所要時間】拝観料300円、観光所要時間は、休憩時間も含め、約1時間50分。比較的ゆっくりと観光した私達が要した所用時間です。【おすすめ交通手段】ここまでのおすすめ交通手段は断然車です。旅行会社のツアーか、できれば、最寄りの駅で、レンタカーを予約して訪問する手段が楽ではないかと思います。1015段の階段の先に素晴らしい景色があるので是非訪れていただきたい場所です。
名前 |
宝珠山 阿所川院 立石寺(山寺) |
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ジャンル |
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電話番号 |
023-695-2843 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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正式名、宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗のお山です。比叡山延暦寺の別院です。松尾芭蕉が、「五月雨や石に沁み入る蝉の声」と読んだ場所でもあります。室町末期に戦禍にあい、建物の多くが焼失しましたが、天文12年(1543)に復元されました。山門から苔むした石段が奥の院まで続き、頂にそそり立つ凝灰岩に建つ堂宇の姿は、まるで水墨画のよう。1015段の長い石段を登って奥之院を目指すのが王道の参拝ルート。石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われている修行の石段です。修行とはいえ、途中には句碑などの史跡や絶景が広がるスポットなど見どころがたくさんあり、楽しみながら登ることができます。まずは登山口からほど近い場所に位置する「根本中堂」。国内最古のブナ材木造建築とされ、国の重要文化財に指定されています。堂内には、慈覚大師作と伝える木造薬師如来坐像が安置されています。比叡山焼き打ちの際には、危機を予測した叡山僧侶によって比叡山の灯はこちらに移されており、再建したときには逆に立石寺から分けたという、不滅の法灯を拝することができます。御朱印はこちらで頂くことができますが、寺院と神社が一緒になった御朱印帳は受け付けませんとか祈りの気持ちのない方には書きませんといった厳しい内容が書いてありました。畏れ多くて頂くことができませんでしたが、いつかまた行くことができたら、御朱印は頂きたいです。弥陀洞は、雨風に削られた岩壁に仏の姿を見つけることができた人は幸せになれるとされています。邪心を持つ人がくぐらぬように2体の仁王像がにらみをきかせている「仁王門」を過ぎ、「開山堂・納経堂」へ。雄大な山々を背景に赤い納経堂が巨大な奇岩の上に建つ様は、山寺を代表する眺めです。能の舞台のようなお堂の奥から田園風景を見渡せる「五大堂」も山寺随一のビュースポット。最終地点にあたる「奥之院・大仏殿」は悪縁切りのご利益があるとされています。こちらでお守りや鉛筆など買い求めることができます。奥の院手前に郵便ポストがあり、配達員の方が回収に来ていました。仕事とはいえ、毎日この石段を登らなければいけないなんて、もう煩悩なんてないはず。門前町では「山寺力こんにゃく」をはじめ、「さくらんぼソフトクリーム」「だしそば」などの名物を楽しめます。