静けさの中の平尾大社。
平尾大社の特徴
平尾大社の石段に造られた社殿が印象的です。
経年変化で黒ずんだ石灯籠が趣を醸し出しています。
交通量が多い道から一歩入ると静けさが広がります。
「大社」というほど大規模な境内ではありませんが、石段に続くように石垣の上に造られた社殿や、経年変化で黒ずんだ石灯籠などが印象に残りました。2022.8.4 参拝。
佐久平スマートインターの北側に在って県道156号線は結構交通量の多い道なのに、一歩集落の中に入ると驚く程静けさです。山肌に金属の『幟ポール』が見えました。神社の在る証拠です。行ってみると鳥居に『平尾大社』の扁額が掲げれれています。二の鳥居には『秋葉社』、三の鳥居に『三社宮』、四の鳥居『八幡社』と潜る度に???境内に色々な摂社が祀られています。の意味なんでしょうけど。続く五の鳥居も在りましたけどこちらには何も書かれていませんでした。石段を登り詰めた更に石垣の上に『平尾大社』は建っています。鳥居だけで珍しいのに、更に高床造りになっていて、拝殿に上がるには下駄箱から更に数段階段を上ります。その特異性は佐久市有形文化財の指定を受ける程です。境内に『伊勢社』も祀らてれいる事から『大社』格なんでしょうか?
朝の御神気、いただきました。
名前 |
平尾大社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0267-67-4683 |
住所 |
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評価 |
4.0 |
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平尾大社(ひらおたいしゃ)御祭神 品陀和気命由緒創建は、中世この地を支配した平尾守信が勧請したのが始まりと伝えられています。平尾氏は小県の依田出身の氏族で、依田姓でしたが、守信が当主の永正年間(1504~1521)に、主家である大井氏に従い、当地に移り住み平尾城を築城、地名に因み平尾姓に改称している事から、平尾大社も同年代に勧請されたと考えられています。以来、平尾氏の崇敬社として庇護され、天正三年(1573)に平尾右近将監源守芳の本願により本殿を再建しています。佐久市指定有形文化財「平尾大社本殿」平尾大社本殿は、天文年間(1532~1555)より領主平尾氏の崇敬篤く、天正三年(1575)平尾右近将監源守芳の本願によって建て替えられたものです。平尾大社本殿は一間社流造、杮板葺で、鬼板のひれと千木や長押の細手なことは桃山時代の風格を伝えています。戦乱時代で中央との接触が阻まれたためか、統一された型がなされず、大瓶束にはまげいろの飾りがみられ、海老虹梁の曲がりも著しく、また、雲型や木鼻の力量感も特異で、絵様の繰り方など稚拙とも見えますが、地方独特の手法や工法が採用されていることから、中世後期の当地方の建築様式を知る貴重な存在となっています。付近には同じく平尾氏が開基庇護した守芳院があり、平尾山山頂には奥社が祀られています。(「境内案内板」参照)