田んぼの中の聴音壕、歴史の息吹。
長野原町防空監視哨(聴音壕)の特徴
田畑の中にひっそりと佇むレンガ積みの小さな防空監視哨です。
太平洋戦争中に設置された聴音壕の跡地として貴重な歴史を持っています。
兵士が耳で敵機音を捕捉していた、防空監視施設の重要性を実感できます。
戦時中、レンガで作られたラッパ状の筒の中で、青少年の兵隊が適機の音に耳を済ませていたという場所。この先にある中島飛行機(ゼロ戦を作っていた会社)への攻撃を事前に察知する為だという。この場所を目の当たりにして思いを馳せると、胸が締め付けられる。
以前からグーグルマップで見ていて気になっていた場所です。案内看板を見つけ、車を乗り入れてしまいましたが、その道は細い農道でした。できれば、徒歩で入っていった方がいいでしょう。バイパス側からの方が近いです。実際にその場所に行ってみると、大変よく保存されていて、感心します。また、その用途(敵機の音を耳で聞いて哨戒する)を考えると先の大戦が総力戦であったことが偲ばれます。
大東亜戦争中、列強に比べて電探(レーダー)の開発と配備に遅れを取った日本軍は、聴音壕と呼ばれる兵士の耳で敵機音を捕捉する防空監視施設を各地に作りました。ここはその一つで、75年以上経っていますが、なかなか状態が良いです。戦時下で空襲に備えるための戦跡は、今、茄子や稲穂に囲まれた平和な余生を過ごしています。
田んぼの中にポツンと有ります。現在の平和は先人達の苦労の上にあるものだと歴史について考えさせられます。裏の通りから入ったのですが、駐車場とか無く路地に路駐でした。見学時間はじっくりみても数分間~10分程度です。
田んぼのど真中にある戦争遺産です。レーダー配備に遅れとった日本が青年兵の聴覚によって敵機を発見する施設です。
太平洋戦争中に敵機の来襲をいち早く検知するために設置された防空監視哨の跡地。全国的に見てもかなり良い状態で保存された貴重な史跡なので近くによった方は是非見て欲しい。
大切に 保管してある 昔を忘れては いけないところ。
これは凄い!
聴音壕…その言葉を初めて知りました。今の人達にも語り継ぎたい、戦争の足跡だと思いました。
名前 |
長野原町防空監視哨(聴音壕) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
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田畑の中にひっそりと佇んでいるレンガ積みの小さな建物です。かつてはこのような場所がいくつも存在していて、15~6歳の青年が24時間体制で敵機の音を聞き分けて連絡を行っていたようです。建物は草木に覆われていましたが屋根も取り付けられており、戦争末期の苦境と平和の尊さを伝える良い場所だと思いますので、長く残してもらいたいと思います。