木々に囲まれた癒しの空間、参道と旧街道交差点!
鳥居から本殿に続く参道と、旧街道(石州街道)は「斜めに」交差しているよね。これは、神社の古さを示すひとつの証左なんだ。1)奈良や京都の都では、天皇が常在する内裏は南向きにつくられた。当時の日本が限りなくリスペクトしていた中国で、「天子は南面す」と定められていたからなんだ。2)この原則は地方にも伝わり、神社をつくるときには南に向けて造営した。神様が常在するという意味では、内裏と同じだもんね。ただし、地理上の制約がある時はあっちこっち向いてるよ。3)この近辺は河岸段丘地で広い土地が確保できたため、当然、南向きにつくられた。その参道は椹野川まで伸びていたんじゃないかな。人や物資の輸送に便利だもんね。それに、祭神「住吉」は交通の神という側面もあるよ。4)後世になって、小郡津市から石見国に続く石州街道が整備された。この道は萩往還よりは古いけれど、仁壁神社参道よりはずっと新しい道。だから、もともとあった参道を斜めに横切る姿で通されたんだ。
名前 |
仁壁神社 一の鳥居 |
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ジャンル |
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電話番号 |
083-923-0342 |
住所 |
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評価 |
4.3 |
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木々に囲まれていて癒されます。