名前 |
洞春寺の竹林 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
▼ 広い竹林ではありませんが、ここを訪れると「波打っていた心が静かになる」気がしています。それと同時に「あの世」への入口が、ぽっかりと口をあけている印象も受けます。▼ 平安時代に彼岸と此岸を結んだとされる、京都の嵯峨野に見立てられたのでしょうか。大内氏は宮野に清水寺(平安初期、806年創建〔『防長風土注進案』〕)があることに気づいてからは、仁保を比叡山に見立て、雪舟庭を銀閣に見立て、古熊神社を北野天神に見立てて「西の京」のまちづくりをしたとされています(「大内氏時代山口古図 付記」〔軸物史料218、山口県文書館蔵〕)。そう考えると、東の山麓にあるこの地は、その位相からも嵯峨野に見立てられた可能性がありそうですね。