小松陣屋跡で甦る時代劇の情景。
小松陣屋跡の特徴
小松陣屋跡の立派な門構えに感動した思い出がある。
江戸初期の武家屋敷を彷彿とさせる庭が魅力的である。
一柳氏が支配した歴史を感じる場所として重要な史跡である。
近隣で生まれ育った者として記憶に小松藩の形は思い出せないが小学生だった頃のこと、直ぐそばに立派な門構えをくぐった奥に時代劇に見る武家屋敷と思われる屋敷がありその庭で蝉を探していたことを思い出しました。昭和30年頃の事です。小松藩陣屋跡の碑が作られたのは、昭和47年頃だが自身が歴史に興味を持ち始めたのは最近のこと。伊勢神戸藩から伊予国小松藩へ、そして明治まで続いた数少ない外様藩だった。貴重な資料公的な藩の記録「小松藩会所日記」は藩の歴史が現代に繋がる興味深い内容が克明に記録されている。西条市小松温芳図書館資料室蔵。
新居浜から今朝訪れました。著者増川宏一の ❮小さな藩の奇跡❯という文庫本を読んで、小松藩の歴史に興味を持ちやってきました。伊予小松藩に残る会所日記を現代風に訳して解説した書です。武士や領民のリアルで普通の人間らしい生活が覗ける本で、とても楽しく読みました。伊勢神戸の藩主一柳直盛が西条藩に封ぜられたが赴任前に死去しました。そこで、長男直重が西条藩を、次男直家が川之江藩を、三男直頼が小松藩を受け継ぐことになりました。その後西条一柳、川之江一柳は無嗣絶家になりましたが、直頼の系統の小松藩(一万石)のみが幕末まで残りました。実際に訪れた陣屋跡は住宅地の中にあり、昔の北の入口門とされるところに記念碑と陣屋屋敷の説明図が残っているのみです。(狭い。3-4坪位の広さか)古地図を見ると陣屋の周辺には武家屋敷が連なっていたようです。今は、往時をしのばせるものは何もありません。発掘調査などすれば色々なものが出てくるのかもしれませんけどね。郷土史の資料等有れば貪り読むのですがね。
この小松陣屋跡は、愛媛県西条市小松新屋敷に位置します。現在は遺構が住宅地の一角に石碑と案内板があるだけになっている。ここは、元、太鼓櫓(明勝寺に移築)跡である。初代藩主の一柳直頼が亡き父の遺領から寛永13年(1638年)に一万石を分与されると、寛永15年(1638年)に陣屋を築き始めた。東西約115m、南北約181mの敷地内に御殿や庭園、蔵、稽古場等を建て、周辺に侍屋敷と商人町を配置した。寛永17年(1640年)に陣屋が完成し、地名を小松に改称する。九代まで続き廃藩置県となる。
江戸初期に、備州より一柳氏が奉ぜられ三男の直頼が、ただひとり一万石をもって、全うした。その間、仕えた近藤篤山は別子銅山にも、関わっていたという。!?
名前 |
小松陣屋跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.5 |
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小松藩陣屋跡ですが当時を思わせる遺構はあまり見当たりません。門は西の佛心寺、南の明勝寺に太鼓櫓が移築されていますのでそちらも見た方がよさそうです。